母の全身性強皮症について書いています。
セカンドオピニオンを受けた先生のところに転院することになりました。
ここから怒涛の病状悪化、精密検査、治療、各種手続きが進んでいきます。
過去のことを振り返っているので、一歩引いた視点で、かつ、その後談も含めて記すつもりです。
新たな病院で初診を受ける
2015年1月7日
今もお世話になっている新宿区の大学病院でセカンドオピニオンを受けました。
母と父、私はその場で転院を決意。
セカンドオピニオンでよく話を聞いてくださった先生のところに転院することを決めました。
といっても、セカンドオピニオンは健康保険の適用外です。
この日は血液検査すらしていませんし、カルテもまだできていません。
先生とはこの日1時間たっぷりお話しさせていただきました。そして、1月13日(主治医になる先生の一番近い診察日)にまず初診を受けて、15日から検査入院をする、という段取りを、先生に取っていただきました。
とても混んでいる大きな病院です。普通は翌週の予約なんて埋まっています。
ですが先生は、
朝早いけど来れますよね?
どうしても具合が悪くなった人のために、9時の予約枠には2人まで枠を空けてあるんです。
とおっしゃり、次の診察日の9時に母の初診予約を入れてくださいました。
ありがたや~
まずは初診の日まで1週間我慢です。
全身の筋肉痛、関節痛、痒み、食欲不振、吐き気、下痢、嘔吐、というつらい症状が続いていますが、母は自宅で何とか過ごしました。
栄養が取れないのでメイバランスという高カロリーゼリー(前の年に亡くなった祖母の残り)を口にしますが、それすら一口、二口しか体が受け入れません。
ほとんど寝て過ごすような日々でした。
そして待ちに待った初診の日。
初診なので9時の予約ですが8時にはついていないといけません。
初診を受けるための手続きがあります。
朝早い動きになりましたが、高速道路をとばして病院に向かいました。
セカンドオピニオンから初診までの1週間の状態を先生に伝えました。
明後日から検査入院してもらうからね。
点滴も入れられるから少しは楽になると思いますよ。
病名がはっきりして、治療も始められるといいね!
どうしても明後日まで耐えられなかったら救急車で病院に来ちゃってくださいね。
僕がいない時でも入院できるようにしておくから!
治療が始まってなくてもこの一言だけで「名医」です✨✨✨
これまで先の見えない道を歩いているようでしたが、やっと頼る人に出会えた心強さのようなものを感じました。
検査入院
1月15日
予定通り、母は検査入院をしました。
入れ替わり立ち替わり、病室に人が入ってきます。
チーム医療ということで、母を担当する先生方がご自分のシフト時間にいらっしゃいました。
病院の薬剤師の方が、飲んでいる薬やアレルギーの確認。
管理栄養士の方が、入院食についてお話し。
その間に看護師さんがやってきて、ルート確保。ブドウ糖(ビーフリード輸液)の点滴を入れます。
血液検査、尿検査も出しました。
車椅子に乗って、レントゲン(胸部、腹部、手)、心電図など。
この日の検査の結果、大腸だけでなく小腸にもガスが異常にあることが分かりました。
腸閉塞の一歩手前の状態です。
前の年に都立の病院で言われたことと同じです。
腸閉塞、腸管気腫症、ということで、禁食になりました。
でも家と違って点滴が入っているので少し安心できます(´∀`)
2014年の間、1年中具合の悪かった母が、ようやく2015年になって検査入院の運びになりました。
最初は検査続きでしたが次第にリハビリと投薬による治療に切り替わっていきます。
母は几帳面な性格で、入院中の記録が逐一残っていました。
次回からは記録公開が続くかも?!
続きをお楽しみに!(って言っていいのかな?)