全身性強皮症のため小腸機能障害が出ている母。
CVポートから栄養点滴をしています。
8月20日から突然の悪寒と発熱に苦しめられました。
発熱の時間が長くなる
カロナールの効きが鈍くなってきたことから、基本の解熱剤をロキソニンに変更。
それでも熱が下がらないときにカロナールを併用することになりました。
先生には他の日にも往診に来ていただきながら、39度を超える発熱と直前の悪寒は10日間続きました。
その間、悪寒が来ると電気毛布と人の手で温めて解熱剤服用。
熱が出てくると氷嚢で冷やして服を変える…
熱が下がると普通に過ごせる。
の繰り返し。
姉、出た!
突如現れる極端な性格の私の姉。朝やってきて、
「39度以上の熱が10日も続くなんて普通じゃない!」
「私、今日仕事ないから大学病院に連れてく!!」←あくまでも自分の都合
通常ならば予約を変更するのも大変な大きな病院です。
総合受付に電話をかけても主治医の先生と会話できたことなんて、今まで1回もありません。
それなのに…
さすが強運の持ち主。
なんと主治医の先生に直接電話がまわされたのです。
熱?風邪じゃない?
地域医療連携の先生に診てもらって~
風邪じゃないんです!
(きっぱり)
じゃあ僕じゃないけど診ますよ~
ということで、急遽大学病院に行くことになりました。
血液を置いてくる
8月29日はノロノロ台風10号が九州のあたりに停滞していて新幹線も止まる騒ぎでした。
病院はキャンセルが相次いだらしくガラガラだったそう。
朝9時に電話して、11時には母を連れて病院に着き、代理の先生に診察していただいてから…
・採血(一般的な検査用)
・レントゲン(間質性肺炎を起こしていないかの確認)
・CT(どこかに炎症が起きていないか確認)
・診察
・採血2回目(血液を培養して細菌がないか確認するため)
これだけのことを一気に済ませてきました。
ありえない!
主治医の先生に電話が通じたことも、これだけの検査を予約なしで一気に済ませられたことも、通常ではありえません。
恐るべし…、姉。
血液培養の結果
血液に細菌があるかどうかは培養しないと分からないそうです。
往診の先生には「外注なので1週間はかかる」と言われていました。
大学病院なので特急で培養を進めてくださり、2日後の昼前にとりあえずの結果連絡が電話できました。
まだ何の細菌か特定はできないのですが、血液中に何かしらの細菌があることが分かりました。
菌血症という状態です。すぐ入院してもらって治療を進めることになります。
救急の方に来てください。
「菌血症」なんて初めて聞きました。金欠ならあるけど…
今度は私も付き添って大学病院の救急受付に向かいます。
そして、さすが母。
この時には入院の荷物はほとんど準備できていましたよ~