飛行機を乗り継いでほぼ1日がかりで移動するとは、私にとって人生で一番と言っていいほど長い旅行です。
予約をしたのは8か月半も前でしたが、持っていったら便利だろうな~、と思ったものを少しずつ用意していきました。
その中でも、特に持って行って大正解だったものをご紹介いたします。
スーツケース(布製)
以前使っていたスーツケースの車輪が壊れたので新しいスーツケースを用意しました。
今回は久しぶりの布製スーツケースです。Amazonで8058円でした。
これが、軽いし、取り扱いしやすいし、大正解でした!
何よりも、これだけの長旅だとスーツケースを広げて準備する期間が10日くらいあるものですが、ハードタイプはガバッと広げる必要があるのに対して半分でいいわけです。
心配だったのは船に乗った時にベッドの下に納まるのか、ということでしたが、全く問題ありませんでした。
ソフトタイプ | ハードタイプ | |
メリット | 軽い 準備する時に面積が半分でいい 無理に詰め込んでも多少変形する 外側にもポケットがある(ちょっとしたものを出し入れするのにガバット広げなくていい) | 衝撃に強い 密閉性が高い 雨に濡れても大丈夫 |
デメリット | 雨に弱い(雨用カバーがあれば大丈夫) 耐久性は低い | 重い 準備する時に2倍の面積がいる |
手荷物ベルト
今回、バルセロナ前泊のホテルもあることから、特に機内に持ち込む手荷物が多くなりました。(ロストバゲージ対策として)
そこで、以前から使っている機内持ち込み可能な小型キャリーバッグを持っていくことにしたのですが…

大きいスーツケースと小さいキャリーバッグを両方ひっぱるのは大変!
貴重品の入った斜め掛けのバッグもあるし
ということで、空港で時折見かける、大型スーツケースの上に小型の荷物を乗っけるためのベルトを導入したのです。
これがまた大正解!
移動時にとってもスムーズに荷物を運ぶことができて助かりました~
荷物を十字に留めたり、つなげて長くすることもできるので、2個セットがおすすめです。
フットレスト
身長156cmの私は飛行機に乗ってきちんと座るとかかとが床から僅かに浮いてしまいます。
これ、長時間だとかなりきつい。
足の重さが太ももの裏にかかってくるんですよね。
だからって、腰をずらして長時間座っていると、今度は腰が痛くなってしまいます。

ちょっとの高さでいいから足台がほしいのよね
空気を入れて膨らますタイプ→ 禁止
ベルトで前の席にひっかけて吊るすタイプ→ 禁止
自分の手荷物(ショルダーバッグ)を踏みつける → イヤ
探しに探し回って、やっと丁度いいものを入手しました。
スワッグギアのABS樹脂できた折りたたみ式のイスです!
Amazonで990円でした。
耐荷重100kgでありながら、薄型軽量。300g弱。
ペコっと広げると自立式の小さな椅子になります。
似たもので、【SOLCION】というメーカーの折りたたみイス PATATTOシリーズがありますが、スワッグギアだと半額で買えます。必要十分でした。
畳んでいる時はぺったんこなので、機内持ち込み手荷物の中にスッと納まります。
取り出すときも荷物からファイルのようにスッと取り出すことができます。
離着陸時には平らな状態のまま足下に置いておき、上空に行ったらペコッと広げてフットレストとして使いました。
100均で売っている折りたたみいすもありますが、こちらは畳んだとしても少しかさばります。「椅子感」も半端ない(;’∀’)
その点、こちらの商品はスタイリッシュでおススメです!
私が買ったものは広げた時の中央高さが18センチのものでした。
洗濯グッズ
お洗濯する時は、大型ジップロックに湯と洗剤、洗濯物を入れ、密閉してからモミモミ、シャカシャカしました。
汚れのある部分は超小型の洗濯板。柔軟性があるものがおすすめです。
ジップロックのお湯を2回ほど入れ替えてすすぎ洗いしたら、個別に絞ってタオルドライ。
部屋にあるバスタオルに洗濯物を広げて、端から巻いていき、青竹ふみのように踏み踏みするとかなり脱水できます。
干す時は100均で買ったマグネットフックと伸縮棒の合わせ技です。
船の部屋はすべての壁にマグネットが付くと考えてOK
フック部分が可動式のマグネットを天井に2個くっつけて、伸縮棒を渡し、これまた100均で売ってるピンチハンガーや部屋備え付けのハンガーをぶら下げて使います。

ヘッドホン
今回初めてエアバスA380に乗りました。席の場所にもよるのでしょうが、体感的にはボーイング777よりも機内の音は気になりませんでした。
とはいっても、やはり飛行機でしっかり眠ることは現地についてからの体調に関わりますからノイズキャンセリング機能付きのヘッドホンは大事です。
私はAnkerのヘッドホンを愛用しています。信頼できるメーカーだし、1万円を下回っているのに高機能です!

不思議なことに今回については「風切り音の低減」をオフにした方が雑音を除去できました。こんなこともあるのですね。
オーディオケーブルとデュアルジャック変換アダプタ
飛行機の座席に付いているイヤホンジャックって2穴です。
1つは緊急放送用、ということですが、1穴に3.5mmオーディオケーブルを刺して機内エンターテイメントを聴くよりも、航空機内用 3.5mmデュアルジャック変換アダプタを介して2穴に自分のヘッドフォンを接続する方がずっと音が良くなります。
上記アンカーのヘッドフォンには付属品として3.5mm端子(両端)オーディオケーブルが付いていますが、この一方に航空機内用 3.5mmデュアルジャック変換アダプタを接続してから2穴にヘッドフォンを繋ぐ、ということです。ただ、とても小さなパーツなので無くしがち。

だから私は変換アダプタをオーディオケーブルにくっつけてます

こうしておけば無くすことないし、ケーブルで接続するなんて飛行機の中くらいだから不自由しません。
せっかくのノイズキャンセリング・ヘッドホン。機内の映画を楽しむことにも活用しましょう!
マイクロUSB変換アダプター
空港やホテル、船で充電用として用意されているコンセントにUSBが増えてきました。そのほとんどはUSB Type-Aです。そして、最近の小型電化製品の給電ジャックはUSB Type-Cが主流になっています。でも、時折、中華製品や少し古い機械はマイクロUSBのことがあります。混在している状態です。
D型(マイクロUSB)か、楕円形(Type-c)か、で見分けるのですが、似て非なるもので、違うジャックには異なるケーブルは絶対に刺さりません。

そこで、私はUSB Type-A —— Type-C のケーブルのType-C側に、マイクロUSB変換アダプターをくっつけています。これでほとんどの充電を要する機械類は網羅できるようになります。安いものだし、くっつけておくことをおススメします。ないとどうにもなりませんからね~
スマートタグ
コロナ明け後、旅行者が爆増するのに反して空港職員が不足しているそうです。
なのでロストバゲージ発生率が高まっているとのこと。
最近アンドロイドでもエアタグのようなものが使えるようになったので導入してみました。
荷物が行方不明になることはなかったけれど、乗換のドバイ、到着のバルセロナでも荷物の場所を確認することができて安心できました。
4つで4000円以下で買えるのはかなりいいのではないでしょうか。
分岐タップ
以前MSCベリッシマの記事でも触れましたが、MSCクルーズは延長コードが荷物に入っているとかなり厳しくチェックされます。雷ガードが付いている分岐タップも没収されます。
なので、私は雷ガードが付いていない、安心のbuffalo製を愛用しています。
ストレートブラシ
MSCクルーズはヘアアイロンも持ち込み禁止です。
アイロンの代わりにストレートブラシを持っていきましょう。

備付けのドライヤーと併用すれば、くせ毛もストレートになりますよ。
トリコインダストリーズで取り扱いしているデンマン製ブラシがおすすめです。
備付けのドライヤーは「クルクルドライヤー」ではないので、巻きたいところはカーラーです。
ドライヤーで温めればちゃんと巻けます(^^)v
eSIM
機内でSIMカードの抜き差しをするのも面倒ですし、日本にいる間に設定できるeSIMを初利用してみました。
今回は申し込みしたツアーに船内Wi-fiがセットになっていたので下船する時だけこちらのeSIMを使いましたが、旅行期間中1.04GBしか使いませんでした。
今の時代、行った先で通信手段がなくなることが一番の問題です。
その点、旅行直前にドコモから楽天モバイルに主回線を切り替えたこともあり、(申し訳ないけど)楽天モバイルの海外利用なんてあてにしていませんでした。

寄港地、観光地、すべてで楽天モバイルのアンテナ、バリ4!
最強じゃん
という嬉しい誤算。
今度から人気観光地だったらeSIMはいらなそうです。
楽天モバイルなら2GBまで追加料金なしで海外利用できますからね~
使い捨て便座シート
古いヨーロッパの街中ではトイレに便座がないということが良くあります。
今回驚きだったのは、1€支払って入る有料トイレですら、便座がなかったことです。
現地の人は中腰で用を足すそうですが、そうな芸当私には無理Σ(゚д゚lll)
そこで役に立ったのがこちらの使い捨て便座シート
トイレットペーパーで台座をきれいにしてから便座シートを乗せて座りました。
ちょっと陶器のヒンヤリが伝わってくるけど直接触れているわけではないので抵抗はありません。

ヨーロッパ旅行の必需品!
フォーマルナイト男性衣装
トイレの話題の後になんですが…
男性のフォーマル衣装って難しいですよね。
結婚式の主役でもあるまいし、ってことで、我が家では手持ちの礼服の下にベストとタイを着ることでフォーマルナイトに対応しています。
3000円程度で買えるので1つ持っていかれることをお勧めします。
アスコットタイとベストのセットも良いですよ~

自撮り棒
旅行に行くのに自撮り棒は必須です。

頻繁に「ニーハオ」って声掛けられるけどね
自分たちを自撮りするのはもちろん、片手で操作できます。
スリが多いという街中で片手で写真を撮り続けられる、というのはとても便利。
体から離れている分、スマホだけひったくられると困るので、スマホにはストラップをつけて、自撮り棒と一緒にストラップを握って過ごしました。
船内では三脚としても使用することができたし、キャンプ用品の老舗コールマンが絡んでいるからか、今まで使ってきた自撮り棒よりも丈夫なように感じました。でも軽量なんです。


準備万端、思い出に残る良い旅行になりました