ついに水質調整に突入。TDS&PHメーターは便利です。

水槽

レッドビーシュリンプ水槽の水質が安定しません。
試薬を7滴たらして色で判別したところPHは7.5くらいありそうです。

娘

こっちの水槽、水族館の匂いがするよ。

エアレーション追加

言われてみれば確かに匂います。水の臭い。
水槽も数日前から白濁しています。
だから丸一日、底面フィルター用のエアポンプとは別にエアレーションを増やしています。

とび
とび

バクテリアが安定していないから白濁するのかな?

と考えました。
ところが、エアレーションを追加してからPHはどんどん上がっていくのです(;´Д`)
白濁は気休め程度しかよくなりません。隣の水草水槽と比べれば一目瞭然。
気になる匂いも取れません。

当然、エビさんたちのツマツマもいまいち。
最近2尾★になりました😢
根本的に見直さないとダメそうです。

水草屋さんのアドバイス

近所の水草屋さんに行ったので聞いてみました。
(スネールキラースネールを買いに行った日です)
底面フィルターだけで、しかも水道水で水質を維持するのは難しいとのこと。
今までテトラの6in1の試験紙でしかGHの値を見たことがなかったのですが、試薬を使ってGHの値を正しく知ることと、TDSメーターを使うことを勧められました。

おりしも、ちょうどamazonで発注したところでした。
そのことを話したら、

このあたりだと水道水は100いかないくらいだと思います。
水作り用の水槽を回さないなら水質調整するしかないですね。
TDSが50くらいだとビーシュリンプには適しています。
GHも1以下で。でも水道水からは無理です。
RO水だったら調整しやすいけど、濾過機は高いですからね。

とび
とび

(さすが!詳しい!!!)
うーん。濾過機や別の水槽を用意するのはちょっと。。。
とりあえず、色々やってみます!

このようなやりとりがあって、とりあえずGHの試薬を買いました。
TDSメーターも目指す値が分かったので聞いてよかったです。

TDSメーター、PHメーターを購入

amazonでセットで売ってました

届いたTDSメーター、PHメーターで計測したところ、
エビ水槽 PH7.3 TDS105 GH3  でした。
水道水は PH6.7 TDS95  GH3  です。
*白濁してからエサは与えていません。

とび
とび

あれ?思っていたほど悪くない。

水道水の調整

足し水を2リットルの水筒に作ります。水道水ベースです。
どうしてもPHを低くしたかったので不本意ながらテトラ (Tetra) PH/KHマイナスで調整。
KHが下がればPHも下がるはずです。

水筒にPH/KHマイナスを0.2ml入れます。ジクラウォーターは1mlです。
足し水 PH6.5 TDS107 GH4 になりました。
TDSとGHが上昇したのは多分ジクラウォーターのせいでしょう。
足し水した後のエビ水槽は PH6.9 TDS104 GH3 になりました。
予測の範囲内です。

PH上昇についての考察

どうしてエアレーションしたらPHが上昇したのかを考察しました。
バクテリアはジクラウォーターで入れています。

白濁した
(考察)バクテリアが活動するのに必要な酸素が足りなくて死滅したバクテリアが白濁の原因?
 ↓
バクテリアを活性化させるためにエアレーションを加えた
 ↓
PHが急上昇した。白濁改善には至らない。
(考察)エアレーションしたことによってO2が増え、水中に溶け込んでいるCO2が抜けてしまいPH上昇?
 白濁の原因は酸素不足によるものではないの?

吸着性のソイルやフィルターを追加すれば白濁がすぐに消えることは経験上知っています。
でも、そうしたらバクテリアが減ってしまう。
バクテリアは増やしたいのです。将来的に足し水だけで維持するエビ水槽にしたいから。

外掛け式フィルターの追加(グレインソフト6.8の使用)

考えた挙句に、外掛け式フィルターを増やすことにしました。
バクテリアが安定していない現在、底面フィルターだけでは生物ろ過のみで白濁を解消できないと考えたからです。
外掛け式フィルターには活性炭フィルターを使うものですが今回は使いません。

外掛け式フィルター(テトラワンタッチフィルターAT-30)の中には、
不純物を取り除くためのウールマットと、リバース・グレイン ソフト6.8を仕込むことにしました。
これもまた近所の水草屋さんが教えてくれたことでした。

これをろ材に入れれば
すぐにGHとKHが下がって、
結果的にPHも下がりますよ。

結果は驚くべきものでした。素晴らしい即効性!
3時間後 PH6.62 TDS107 GH3
12時間後 PH6.90 TDS105 GH2

水道水のTDSが95、調整後が107なんだから、結構いい値だと思います。
GHが下がってきたのは明らかにグレインソフト6.8の影響です。

足し水の方法

ちなみに、足し水は2リットル水槽から点滴法でしています。

外掛け式フィルターの利点

外掛け式フィルターを使用してみて気づいたことがあります。

小さな泡は外掛け式フィルターによるもの
とび
とび

水底まで対流が起きている!

これって水槽内の不純物が水底に滞留しなくなるからいいんじゃないでしょうか。エビさんは大抵底の方にいますからね。

まだ分からないことが多いですが、今は溶存酸素量について考えているところです。
水の中に溶かすことのできる酸素の量(溶解度)は決まっています。
今まで底面フィルターだけだったので、水面を揺らすことで酸素を水に取り込んでいました。
ですが、底面フィルターは水流が起きにくく、この「酸素を取り込んでいる水」を水槽の隅々まで循環させることはできないのではないか?と考えているのです。
溶解度は決まっていますから、流れの少ない状態では水槽の水面に近いほうにだけ飽和状態(溶存酸素量の多い水)が留まっているのではないでしょうか。
そして水底のほうは溶存酸素量の低い水になっているとしたら、酸素が必要な生き物(バクテリア含む)にはキツイ環境なのでは?
このへんのこと、もう少し勉強したいと思います。

データまとめ

PHTDSGH
当初7.31053
水道水6.7953
調整水6.51074
足し水後6.91043
グレインソフト6.8使用3時間後6.61073
グレインソフト6.8使用12時間後6.91052
グレインソフト6.8使用24時間後6.49112*2
エビ水槽  *餌やりあり

結論

・外掛け式フィルターにグレインソフト6.8を入れて回した結果、PHとGHは下がった。
・24時間後には白濁が消え、匂いもしなくなった。
・PHショックを起こさせないために添加による水の調整は必要。
・TDSは当初より極めて高すぎる値とは思えない。水草屋の店員さんが言った「TDS50」というのは濾過しない水道水では不可能だし、求められる最高の条件なのかもしれないが、一般的なビーシュリンプ飼育者のレポートにはここまで低い値はなかった。150でも繁殖している水槽は存在する。

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