現地オプショナルツアー
バルセロナの夜の過ごし方としてスペイン名物バル巡りは外せません。
でも、土地勘もバルの作法も分からないまま日本人夫婦二人が夜出歩くのは危険かもしれません。せっかくの機会なので安心、安全に、十分に楽しみたい!
そこでベルトラ見つけたのがこちらのタパスツアー🍷

一人98€の参加料で、夜7時に現地ガイドさんと合流。バルを3軒まわり(その道すがらゴシック地区を徒歩観光し)地下鉄に乗ってサグラダ・ファミリアに移動。ライトアップされたサグラダ・ファミリアを鑑賞して、タクシーに乗せて見送ってくれる、という内容になります。3.5時間の予定です。
ベルトラは以前ローマでも使ったことがあります。
現地在住のガイドさんに案内してもらえるので融通がきいたり、きめ細やかだったりでとても良いです。
タパスツアー スタート!
待ち合わせ場所はサンタ・エウラリア大聖堂前、カテドラル通りにあるラマロホテルの前です。開けていてとても分かりやすい場所です。ゴシック地区を訪れるならば必ず誰もが通る場所のはず。
入口は角の部分一か所だけなので間違えることはなさそう。

ガイドの栗原さんはスペイン在住20年のベテランガイドさん。もう一人の参加者男性と共に時間ピッタリに現れました。きっとこの方は宿泊ホテルでピックアップされたのでしょう。
私たちのホテルはバルセロナ中心地から離れていましたし、時間ギリギリまでこの辺りを散策したかったのでラマロホテル前で合流することを希望しました。
今回のタパスツアーは私たち夫婦と、お一人参加の男性、そしてガイドさんの4名になりました。

飲食店に入るのに丁度いい人数♪
1件目 ピンチョスのお店
タパスツアー1件目はピンチョスが美味しいお店BILBAO BERRIAです。

ガイドさんお気に入りの、待ち合わせ場所から近い場所でした。
ラマロホテルは以前のコロンホテルでGoogleマップに表記されていますね(;^_^A
ホテルの名前が変わったそうです。

たった100mほどのお店に行く道中には、ピカソが描いた絵がかけられています。バルセロナ名物の巨人のパレードがテーマだそうです。

カテドラルの前では記念写真を撮ってくれたり、途切れたかつての水道橋を教えてくれたり、と、二人だけではできないこと、気づけなかったことを次々にガイドしてもらえます。100mだけで楽しい!
店内に入ると一面のピンチョスがお出迎え。温かいもの、冷たいものが分けて並んでいます。
串の先のデザインが3種類あり、値段がそれぞれ違うそうです。店を出る時、串のデザインと数を店員さんが数え、オーダーした飲み物との合計額が請求されます。ツアー代金に含まれているのでガイドさんがお支払い。
飲み物を1つ頼んだら、ピンチョスを2つ取ってくるように言われました。
選ぶのも楽しいです。



ガイドさんおすすめのビールのレモンジュース割。さっぱりしていて美味しかった~
最初の1杯にピッタリ!
夫もガイドさんおすすめの甘くないシードル(りんごのお酒)を頼んで良かったと言っていました。
(私はアレルギーで飲めないけどね)

↓私が選んだ2品(スモークサーモンのアボカドディップ乗せ、カニカマのオムレツ・マヨネーズとキャビア乗せ)

ピンチョスってカナッペみたいな小さなものかと思っていたら、バゲットを大きく斜め切りにして具を乗せているので凄い満足感がありました。

アレルギーカード持参のすすめ
私はアレルギーが色々あります。
船では予め申告しているので勧められたものを安心して食べることができるのですが、街歩きは結構難儀です。
そこで、旅行中はアレルギーカードを持ち歩いています。

乳製品とバラ科の果物のアレルギーです。
乳製品は経口免疫療法を行ったので少量ならば大丈夫ですが、チーズやヨーグルトは全く受け付けないし、牛乳も殺菌方法や種類によってダメなことが多いので出先では飲まないようにしています。
ラクトースフリーやローラクトースメニューがあればそこから選ぶようにしています。
バラ科の果物は沢山ありますが、火が通っていれば大丈夫なので大体は見れば避けられます。
1件目のピンチョスのお店でも、店員さんにアレルギーカードを見せてから興味があるピンチョスを指さし、Can I eat this? と聞くとイイとかダメとか、教えてくれます。
本当は夫が選んだクロケットの乗ったピンチョスを食べたかったけれど、食べれないよ~、と言われてしまいました。
イラストが入っているとどこの国でも通じるので、アレルギーのある人、食べ物に不安がある人は持ち歩くことをおススメします。
ゴシック地区散策
自分たちで迷路のような道を歩いてブケリア市場まで行きましたが、知らない土地で周囲を見る余裕はありませんでした。
でもさすがガイドさん。2件目に行くまでの間に見どころと解説を次々披露してくださいます。
↓カテドラル裏のガーゴイル 夜7時30頃

↓スペイン内戦(1930年代)の爪痕

↓ビスベ橋と橋裏のドクロ
ドクロは作り物ではなく本物の頭蓋骨だそう。刺さっている短剣を抜くとバルセロナの街が崩壊する、と言われています。


↓バルセロナ市庁舎前のサン・ジャウマ広場
デモ開始前で人が集まりつつある

↓王の広場 コロンブスがアメリカ大陸を発見したことを国王に報告した場所

2件目 地元の人が集まる立ち飲みバル
ゴシック地区を海の方向に進み、2件目の目的地la plataに到着。

お店から人がはみ出すほど賑わっています。
ガイドさんが顔なじみらしく、店主に声をかけたら奥に通してくれました。さすが!
カタクチイワシのフライが有名とのこと。肉々しいソーセージもあります。
4人いたので2人分ずつ注文しました。

イワシのフライはとても新鮮で青魚の癖がなく、ふんわりしていてまるで白身魚のようです。
衣はカリっと、スパイスも程よく効いているうえに軽い油で揚げてあるので次々に手が伸びてしまいます。
私は3件目のことも考えてファンタオレンジ。夫はガイドさんおすすめの樽出しワインを飲んでいました。地元っぽくて(・∀・)イイネ!!

混みあって長居する雰囲気ではないので食べ終わったらすぐに退出します。
3件目 セッテポルタス✨
ゴシック地区を抜けて海沿いを歩くとバルセロナ中央郵便局があります。1927年に建てられたバルセロナで最も古い郵便局です。今も現役で郵便局として使われています。郵便局なのに威厳がある佇まいでとても美しい。

ここで添乗員さんから3件目について尋ねられました。

ワインが美味しいバルに行こうかと思いますがいかがですか?
もう少し何か食べたいですか?
私たち夫婦はお酒好きだけれど、一人参加の男性は下戸のようでここまでの2件ジュースしか飲んでいません。

お酒を飲めない方がいるので違うお店に行きましょう。

あそこに見えているのは芦田愛菜ちゃんが行ったセッテポルタスでは!?

そこで図々しくもガイドさんにリクエストを…

パエリアが食べたいです!
予算オーバーなら上乗せします!!
愛菜ちゃんが行ったお店は無理ですか?
言ってみるものです。この日は木曜日の夜。時間は夜8時頃。

平日だから予約なしでも入れるかも。予算オーバーになるけどいいですか?
もちろんOK! お一人参加の方も、まだ予約していないけれど翌日に行きたいと思っていたお店だったそうで、一人で行くよりも大勢で行った方が食べやすいから、と快諾。
そして…
テラス席に座れましたヽ(^。^)ノ
真っ白なテーブルクロスがかけられ、ウェイターさんはスーツに蝶ネクタイをしている高級店です。バルセロナで超有名なシーフードレストランの老舗。





愛菜ちゃんが食したトラディショナルパエリア(一人分が29€)二人前(二人分で58€)と、それを待つ間(40分かかる)として前菜盛合わせOur tapas37€(1皿二人前)をオーダーしました。
私たちはグラスの白ワインを、お一人参加の男性とガイドさんはお水です。
↓2人前の前菜盛合わせ すべてに丁寧な仕事が施されていて美味しかったです。少し塩気が強かったけれど、白ワインとの相性はバッチリでした。

↓お待ちかねパエリア

頼めばサービスもしてくれますが、写真を撮りたかったので置いて行ってもらいました。
魚介ダシが凝縮していて、その旨味を全ての米が吸い取っています。具材の10倍はダシを取る用の魚介が使われているように思いました。エビは小さなサイズのロブスターですが、たぶん最後に加えています。身が瘦せてなくてふっくらしていたので。本当に美味しかった✨
味はしっかり濃い目。日本の炊き込みご飯と違って、これを食べながらお酒を飲むのにピッタリの味に調えられていました。飲めない人、可哀そう(つд⊂)エーン
↓こんなサイズ感。二人前でもたっぷりあります。ちなみに、パエリアは二人前以上からの注文になります。

次は地下鉄に乗って移動なのでお手洗いを借りるために店内へ。そしてすかさず写真撮影📷
上品で重厚な良いお店でした。グランドピアノがあったので週末夜は演奏もあるのかも。

サグラダ・ファミリア夜景観賞
バルセロネータ駅からサグラダファミリア駅まで地下鉄で移動します。
お一人参加の方は、翌日以降の移動のためにガイドさんから切符の買い方を教えてもらっていました。
私たちはガイドさんが持っていたパスをピッとしてくれたので切符を買わずに乗車。

バルセロネータ駅から黄色のL4号線に乗車し、ベルダグエール駅で乗り換え、青色のL5号線で一駅、サグラダファミリア駅で下車します。乗換を含めて20分ほどで着いたと思います。
サグラダファミリア駅から地上に出て振り返ると午後10時になる10秒前!内部の照明が落ち、ライトアップが始まる瞬間に立ち会えました。
岩山のようなイメージ。想像の3倍大きさで圧巻!
↓生誕の門(東側)

↓池に映ったサカサダファミリア 昼よりも夜景の方がキレイです。

↓中央に建設中なのがイエスの塔 聖母マリアの塔先端の星(5.5トン)が輝いています。これも夜だからこそ。

↓受難の門(西側) 夜の方が迫力がありました

東側から公園を通って西側に移動し、ガイドさんに記念写真を撮って頂いたりしながら30分ほど夜のサグラダ・ファミリアに滞在。帰りはタクシーを捕まえていただき、カードが使えることの確認、行先のホテルをガイドさんから伝えていただきツアー終了となりました。
ホテルに戻ったら夜11時。クタクタだけど充実した1日でした。